日本の人口は、数十年後には8000万人、100年後には4000万人、さらには日本民族滅亡までが予想されている。数十年以後のことは予想困難であるが、数十年後の予想は、予想ではなくほゞ確定値である。
私は日本の人口減少に賛成する者ではないが、人口減少は必然であり、それを防止することは困難である。それは、日本人が豊かさに馴れ、民族が劣化し、経済成長が止まった結果に過ぎない。
人口減少対策として、日本を移民国家にして人口を維持する、少なくともたちまち1千万人程度の移民が必要である、と運動する輩(専門家と称する人々)居る。しかし、彼らの主張は本末転倒している点が多くあり同意することは出来ない。
第1は、人口維持を主張する点である。
人口維持を主張することではなく、8000万人程度の人口でどうやって日本を維持するかを考えるのが先である。その方策が確定すれば、自然と出生率も回復し、それ以上の人口減少を防止できるのである。そもそも戦前まで日本の人口は1億を超えることは無く、1億を超えている現状を異常と考える感覚が必要である。
第2は、産業の維持、特に農林漁業の維持を主張していることである。現にその従事者の大部分は65歳を超えており、10年後には産業が半減すると主張している。
農林漁業が没落しているのは、その規制が原因であり老齢化は結果に過ぎない。移民は農林漁業とは基本的に関係が無く、移民によって問題解決することは無い。コメ農家を例にすれば、米国やオーストラリアの規模は日本の百倍(100hr規模)であり、コスト競争は意味が無い。それでも日本農家の高齢化は規模拡大の機会である。日本農家の数が1/10になったところでまだ規模は小さいが、それでも今よりは産業として生き残る可能性は出てくる。つまりは若者が参入する可能性が出てくると云うことである。
第3は、多民族国家にすると主張していることである。
主張通りに出来れば良いが、日本のようなダラシナイ民主主義国家では具体的にそのようにする手段は考えられない。多分中国人と朝鮮人だけの移民が増加し、日本中にチャイナタウンやコリアタウンができることは容易に想像できる。世界中にチャイナタウンやコリアタウンがあるが、日本タウンが無い事実、ウイグルやチベットに限らず、満州においても民族浄化が行われ、今や6割以上が漢族になっている事実、これらをどう考えているのだろうか。
彼らにも一部正しい主張がある。それは日本人の劣化を防止するために異民族の血(能力、思想)を入れるべきと云う主張である。日本人の劣化を防止するという点も正しいし、異民族の血を入れると云う点も正しい。
異民族の優秀な技能者等々を入れることは必要であろう。しかし、それで問題が解決するように主張するのは全く本末転倒である。
日本人が劣化したのは、ゆとり教育等の間違った政策や家族崩壊による倫理教育の減少によるものである。何百万人にも上る生活保護者や無職者、特殊詐欺を職業とする者、このような者を減少させることが基本であって、そのためには幼児期からの厳しい教育と犯罪罰則、これ以外に本質対策はない。それを軽視して移民で問題が解決出来るように主張する専門家と称する輩が最大の問題である。
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