2014年5月3日土曜日

人口論

20世紀には人口が60億人を突破した、21世紀中には人口は100億人になると予想されている。100億人の世界では、地球や生活はどのようになるのであろうか。
人口論においては誰でもマルサスを知っており、また彼の人口論では多くの間違いがあることも知られている。彼は言った、食料は人口に比例して増加しないと、しかし実際には食料は増加したし、今後も増加が可能であろう。貧困層(開発途上国)は人口を増加させることは困難であると、しかし実際には人口が増加しているのは貧困層であり、当面(21世紀前半)は止まらないであろう。
マルサスも指摘していないが、現在においても余り強調されていないのことがある。一つは資源価格の高騰(資源の枯渇ではない)であり、他の一つは排熱の増加である。例えば石油価格は私の若い頃2ドルだったが今はその50倍以上になった。排熱は人口増加と消費水準の積で増加する(熱力学第二法則により)ので、今後排熱量は巨大となり地球環境を変える(その兆候は既に見られる)。技術革新や社会システムの変換が無い限り、この2点、資源価格の高騰と排熱の増加は止まらず、これが100億人社会を直撃するであろう。
その結果100億社会で予想されることは人口(民族)の大移動である。今世界が準備すべきことはこの人口の大移動を防止すること、および人口の大移動に耐える社会(教育や法律)を作ることである。これが出来ないと日本など人口減少国家が消滅することは明らかである。尚、ヨーロッパの一部で移民規制や移民の同化政策が取られているのは、未だこの本質に気付かないで、不都合な社会問題が発生しているので、場当たり的対策をしているに過ぎない。

0 件のコメント:

コメントを投稿