水素革命、すなわち水素自動車が中心となるが、水素をエネルギー源として活用しよう、という話で、再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱等)に課題が多いことが漸く理解されて、急に注目を浴びているようだ。しかし水素も、再生可能エネと同様に、左脳的発想で検討したのでは、再び失敗の道を辿るだろう。左脳的発想とは、原発廃止、安全保障無視、国力(経済力)無視の発想である。
某紙で水素革命の特集号が出されており、一応目を通したが、酷い内容でマスゴミ関係者のレベル低下、無知をさらけ出している。長い文章にも拘わらず、水素コストやエネルギー安全保障に関しては殆ど触れていない。水素革命の基本は原料水素のコストで、実用化のためには現状コスト(100円/NM3以上)の1/10程度にする必要がある言われているが、その可能性は(マスゴミにも左脳にも)全く見えていない。
天然ガスやバイオマスから水素を作るようなことも書いているが、天然ガス高温タービン発電にすればエネルギー効率は60%にもなるのに、わざわざ水素にしてから極々低効率にエネルギーを取り出すなんてことは有り得ない。水素は原発の夜間余裕電力で作ることによって実用化の可能性はあるが、これも原発寄与が50%以上になった場合の話で、計画の20%程度では有り得ない。そもそも彼らは原発廃止の手段として水素活用を主張する訳だから、何おか言わんや支離滅裂である。尚水素を天然ガスから作ろうが、原油から作ろうが、輸入に頼る意味では現状と同じである。
最初に戻るが、再生可能エネルギーに反対しているわけではない。現状の太陽光の様にトリクルアップ(貧乏人から金を搾り上げ、金持ちに配金する)システムではダメなことは明確である。太陽光であれば家庭の屋根に取り付ける程度の規模で、また、エネルギー源の多様化を図る意味では、再生可能エネルギーは大いに進めるべきである。要は何事も左脳的発想で出鱈目をやったらダメと云う、それだけのことである。
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