日本が機密保持に甘いことは良く知られた事実であり、技術力衰退の一因もそこにある。勿論日本人の能力低下がその主因であることを否定するものではないが、技術力の絶対的優位を維持出来ない社会の仕組みになってしまった。
1980年頃日韓の週末の飛行機は日本からの出稼ぎの技術者で満員であった。1990年以後は日中の飛行機も同様であった。つまり日本の技術は昔から外国にザザ漏れであった。2000年以後はインターネット、メール,GPSなどを通してザザ漏れ(無意識に)である。
日本の経営者が技術者を大事にしないから、と云うこともあるが、日本の経営者に機密保持の意識(知識)が薄いことが問題の基本にある。LANにすれば大丈夫と云うように簡単に考えている人も居るが、LANとインターネットが繋がっているので全く意味が無い。LANで設備仕様書を社内送付したつもりが、パソコン操作を間違って全部の社外業者に送付し大事件になったこともある。
現在の社会システムでは技術者を隔離しない限り機密保持は不可能と考えるべきである。つまりは日本が技術面で絶対有利に立つことは不可能な時代になった。日本の生き残る道は日本人全員の能力を上昇させ、相対的にその分だけ優位を維持するしかないのである。
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