設備を作(創)っている中小企業やベンチャーを支援するボランティア活動をしているが、本年もまた自分の指導力(協調性)が無いことを自覚することになった。
何時も原理原則に則ったことをするように、そして回り道の様でもその方が解決は早いと言うのだが、中小企業にはキツイ注文のようだ。
私の云う設備制作の原理原則とは具体的には次の3点である。
1.エントロピー視点(感覚)
2.安全係数
3.メインテナンス
「エントロピー視点(感覚)」とは、プロセスの短縮、共役化などであるが、これは熱力学を理解していないと生まれない感覚である。然るに支援している企業の自称技術者には熱力学など理解している者は殆ど居ない。従がって、私が熱力学の第2法則から説明する羽目になるのである。多分最近の中小企業の全てに置いてこのような状況だとすれば、日本の将来はかなり厳しいと言わざるを得ない。
解決策は日本の教育内容を見直し、全ての理系学部においては熱力学を徹底して教育することにしなければならない。大企業の殆どの工学部卒業生すら熱力学を理解していないのが現状である。
「安全係数」とは、その会社の経験から決められるものである、つまりその会社の実力である。実力があるとは安全係数が小さいということであるが、中小企業には定まった安全係数は無い。所詮学者とは責任が証明されないので出鱈目を言うものである。また直線や平面などもミクロ的には現実世界には無い。設備設計者が現場工事を常時見張ることも出来ない。つまりはこれらを解決するのが安全係数で、技術の必然である。
たとえば東電福島設備には安全係数が無かった。すなわちあの設備は、素人の作った出鱈目設備で技術者の作った設備ではない。従がって事故が起きるのは必然の結果に過ぎない。10m程度の津波に耐えられない原発設備など技術的感覚では想像も出来ない。
「メインテナンス」とは、摩耗、腐食、詰まり(主要3要因)を考えるということであるが、そんな難しいことを言う以前の課題が問題である。すなわち、どうやって監視(チェック)するのか、どうやって掃除するのか、どうやって部品を取り換えるのか、(主要3準備)であるが、これが出来ていない場合が多い。これさえできれば、設備はまずは60点なのである。ちなみに、潤滑、ナガレ、多段篩が(主要3対策)である。
来年こそは自分の研鑽、つまり気長に相手を説得するように、努力したいと、反省こめて考えている。
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