2011年6月4日土曜日

原発事故と原発の基本課題

 原発の基本課題は安全対策のように言われているが、原子力安全委員や旧委員(顧問)等々の話を聞いている限りでは、安全対策は基本課題で無いと考える。福島原発事故の原因は、安全技術の無い(技術者感覚の無い)幼稚な人々(村社会)によって、原発が建設、運営されていたことに過ぎない。例え飛行機が原発に突っ込もうとも、技術的には(コストを度外視すれば)安全を確保することは可能であろう。
 原発の基本課題は、日本においては、発電コストが、例え概略であっても、想定が出来ないことにある。
即ち原子炉燃料廃棄物の処理技術が日本では確立していないこと、その最終処理場所が日本では設定が困難なこと、プルトニウムの処理技術(高速増殖炉)が無いこと、技術者の確保が不透明であること、等々である。
 何事も推進するからには、コストを同時に検討しなければならないが、今までの原発推進には、その政策が殆ど見られないのである。今後の原発を検討するには、この基本課題にどう取り組むのかを明確にしなければならない。基本課題でもない安全を取り上げて、真の基本課題(今までの責任)を避けているのである。

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