40年以上前にエントロピを教えてもらった。当時(学生)は直感としてそれを理解することが出来なかったが、その後実社会での仕事を通じて直感で分るようになった。即ち単位操作を1回経る度に有効エネルギは概ね半減すると云う実体験である。
暇を見つけてはエントロピの検討を重ねた結果、人類の生きる道は、原子力以外には、農業と太陽光発電がベストとの結論を得、この10年来実践を重ねてきた。具体的には住居(4kw+)と農作業小屋(6kw+)に10kw余りの太陽光発電を設置、1000m2の荒地を開墾し、野菜や果物を育てて来た。
現在では太陽光発電は最早減価償却が概ね終了した。野菜や果物は収穫出来るようになり、収穫物を知り合いに配ることを楽しみにしている。
私はエントロピの視点(エネルギロスで無いという視点)から上記結論を得、実践してきたのであるが、最近は環境対策とか(特に原発事故後)エネルギ不足とかの視点から漸く同じような結論に至る様子が見られる。
エントロピ視点からは、元来マテリアルリサイクルとか、バイオエネルギとかは明らかにエネルギロスであり、検討に上ること自体が理解できないが、現実は詐欺的に(金儲けの手段として)活用されているのであろう。地熱発電や風力発電に付いても同様な傾向が見られる。これらはメンテナンス費用や設備寿命などを考慮すれば、有効な条件は非常に少ない。
今日本国民がするべき簡単なことは、荒地や遊休農地があれば、少しでもいいから全員が野菜を植えたり木を植えたりすることでり、多数がミニミニ農家らしきことをすることである。地球環境の面からも、新しい生活形態の面からも、日本の閉塞常態を打破する、最も有効な手段である。更には、たった30万所帯しかいない農家を対象に何兆円も国費をつぎ込むような政策も自然に解消されるだろう。
それにしても感心するのは、天皇陛下が昔より最重要課題として、緑化運動や植林事業に取り組んでおられることである。陛下はエントロピのことを昔から理解されていたのであろう。まさに頭が下がる思いである。
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