我が国は失われた20年から失われた30年へ着実に歩を進めて居る。これを打開するには如何したら良いかの提案は、20年以上前から言われており、今更新たに考える必要は無い。即ち憲法の改正、道州制、選挙制度、霞ヶ関の解体、等である。これらに付いて、ある程度の知識がある人の間では、かなりの賛同を得ているが、実態は20年以上に渡り殆ど進展が見られない。
問題は策が無いことではなく、それが実行に移すことが出来ないことである。その原因を考えてみたい。直接の(明らかな)原因は、明治維新の時の志士たちの様な、理想に燃えて実行するリーダーが見当たらないことにある。
道州制や霞ヶ関の解体等の書物を書いたOKさんも、それらの本がベストセラーに近い部数を売ったにも拘らず、全くリーダーにはなれなかった。多分人格や人徳に問題があり、真の仲間も友達も居ないのだろう。彼は一見賢そうでも、君が代に反対し、国歌を変えるべきなどと主張するような浅学では、誰も付いて来ないだろう。
M党のWYさんは今後期待される人物であるが、彼は二世議員であり、莫大な既得権を有していると推定される。彼がリーダーになれるかどうかは、彼が既得権を全部捨てることが出来るかどうかに掛っている。所詮既得権を有している役人や政治家では霞ヶ関の解体や選挙制度の改革など出来るはずが無い。真のリーダーは既得権を持っていない人々の中から生まれる、と云うのが常識だろう。
種々話題を振りまく前知事HTさんは、既得権を持たないこと、仲間が居ることから、現在最も期待されるリーダー候補と私は考える。一般に世間では、リーダーに必要な人格、人徳と言う面で彼に課題があるように云われている。しかし彼に仲間が居ることから見れば、意外と彼には人徳があるのではないかと期待している。
新しいリーダーが出現することは必要条件ではあるが、十分条件では無い。十分条件とは彼がリーダーであることを国民が認めることである。そのためには日本が最早一流国家では無い、二流、三流国家の道を辿っていると云う実態、及び基本的な制度改革が必要と云うこと、を国民が理解する必要がある。
しかし大部分の馬鹿国民は不平を言いつつも、概ね現状に満足している。つまり韓国、台湾、シンガポールなど既に日本を越えた諸国、中国などのBRICS諸国の実態を全く理解していないのである。そして制度改革の必要性をも理解出来ずに、少子高齢化対策、年金対策、震災対応などに大きな声を挙げている。制度を変えずして、少子高齢化対策も年金対策も遅々として進まないことはハッキリと断言出来る。
当面十分条件が満たされる可能性は少ない、従って日本の復活も有り得ない。もし日本に復活の機会があるとすれば、年金全不払いなどの日本騒乱以外には無いだろう。
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