若い頃の本業(趣味)はエントロピの思索であり、その結論は、太陽光発電(太陽の直接利用)と農林業(太陽の間接利用)のみが日本を救うであった。勿論当面の方策としては原発(発熱型エネルギ源ではあるが)に頼らざるを得ないが、最終的には太陽以外にはないと言う結論である。
その実践のため10年程前から、農村に有った宅地と雑種地を購入して(ここに基本的な問題がある)農業を始めた。今では沢山の問題点が理解できるようになった。今回は日本では農地が狭いと云われている問題に付いて話そう。
我が家の農地の周囲は殆どが農地であるが、その大部分は有効に活用されていない。約1/3は完全な遊休地であり、約1/3は米作、つまり半年のみ利用され、残り約1/3は時々畑作(野菜つくり)に利用されている。つまり農地は1/3以下しか利用されていないのが実態である。
農地が狭いと云われることは事実では有るが、それ以前に農地が利用されていないことが問題なのである。
その主な理由としては、農地の所有が飛び飛びになっていること、労働力が不足していること(年間平均した労働時間に出来ない)、販売能力が無いこと(農協に頼る)、などがある。現状でこの問題が発生しないのは米作のみである。従って米作に頼ることになるので、米作保護政策が政治問題になるのは、当然の成り行きである。
以上を考えれば農業問題の解決策は、農業の株式会社化(現在表面上は出来るようになっているが、制約があり実際には出来ない)、及び土地の流動化(農地委員会の廃止)であることは明確である。しかし政治は農家の所得保障などというピント外れが主体である。
国際価格の10倍近くになっている米価によって、日本の富が何兆円も失われているという実態には殆どの国民は気が対いていないが、原発停止によって、3~4兆円が失われていると言う事は最近漸く気が付いているようだ。農業改革によってどれ位の富が得られるのか、マスゴミは啓蒙しなければならない。
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